4月16日 QJ練習会!

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こんにちは。
いつも悪天候を呼んでしまうQJの村上です。今回の練習日は、珍しく晴れたので「やったー!」と思いきや、大貫海岸を事前偵察すると、ウサギの群れは跳ねてるし、防波堤や消波ブロックにガンガン波が押し寄せて、時々、大波がブロックを超越するのが見えました。
「こりゃダメだ。グリーンランドスタイルのレスキュー研究会をやろうと思っていたけどホントにレスキューすることになったら困るし・・・。」
そう思って、がっかりしてStorm Shelterに向かいました。峯岸代表、高沢さんに話してそれぞれ「中止だね。」と話しをして同様の見解を得ました。しかし、ただ一人、全身からカヤック練習の情熱オーラをメラメラと発している方がいらっしゃいました。平原さんです。「折角、海に来たんだからっ。」「この前やったスキンカヤックの防水処置の具合も見たいし!」まるで、「痛!」「それでも男ですか!軟弱者!」「あなたみたいな人は、シェルターに一人で残っていればいいんです。」のシーンのようでした。

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そんな訳でとりあえず、4人でカートを引っ張り、大貫ベイブリッジ(仮称)を渡って、消波ブロックの裏側で練習をすることにしました。

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要救助者を引っ張って漕ぐ平原さん。


H型を採用して、2人がかりでスキンカヤックに入った海水をコクピットから上手に排水できました。この場合、カヤックを破損しないよう、沈没艇を救助艇のデッキ上にあまり引き上げない状態でゆっくりと排水することが大切であることが分かりました。

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し、沈む〜。とりあえず腹ばいで乗艇したのですが、コクピット内で回転しようとしたら、再び海水が入ってきてしまいました。グリーンランドタイプはコクピットが狭いので、救助者が遭難艇をしっかり確保した上で、要救助者は馬乗りから最乗艇した方がよいのかもしれませんね。スキンカヤックの場合は、隔壁がないのでリジッドのカヤックと異なり排水がうまくいきません。従って、予め浮力体を艇の中に入れておく。或いは排水ポンプを携行しておく着意があるとよいですね。



平原さんの勇気のおかげで、絶好の海況でレスキューの実践&検証ができた練習会になり、多くの教訓を得た一日でした‼️引き続き、グリーンランドスタイルのレスキューについても研究していきたいと思います。😃

村上 義

この記事へのコメント

hilo417
2023年04月17日 22:07
大変 お疲れさまでございました🙇
eiichi
2023年04月17日 23:02
ロール以外のレスキュー方法に目を向けるのは大事ですね。やってみないと分からない事がたくさんあります。実践、実践。とても良いと思います。