カレーまん物語 第二十七話 “栄光のエンブレムの巻”

230115d.JPG年末に棚みたいなモノをシェルターで作ってたんですよぉ。
(↑“ですよ。”風に)

そんなに難しい構造でもなかったので、サクッと完成。「よっしゃ、完璧!」なんて言いながら、足元に立てて全体チェック。帰り支度をしようと思い、クルマのキーを取りにオフィスに戻ろうとしたその時、爪先が棚の縁に当たってしまいました。「あっ!」なんて声にならない絶叫は誰に届くでもなく、ただただスローモーションのように棚がカレーまんの方へ倒れていきます。フォーカスは棚からカレーまんへ。黄色のボディが青ざめて見えます。「俺の年末を台無しにしないでくれ!」と手を差し出すも、棚は遠ざかる一方。ゆーっくり、ゆーっくり。

そして、次の瞬間。

ガシッ!というイヤァな音と共に、棚はカレーまんの前に崩れ落ちました。明らかに当たったもよう。「おいおいおいおいっ!」血相を変えて近づき、チェックチェックチェック。ふぃーーーっ、幸い傷は無さそうです。「おおおおおおおおお、良かったよぉ」半泣きで喜んだのも束の間…。
銀色に光るエンブレムに走るクラックが目に飛び込んできました。

ゲッ!

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割れてます。棚は…、ボディには届かなかったものの、エンブレムを掠めるように当たってしまったようです。
ガックシ、落胆、失意のズンドコ、滅入る、凹む、肩を落とす、ショボくれる、絶望、精気を失う、顔色が悪くなる…もぉ、どんな言葉を使ってもその時を心情を表すことができません。

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そんなこんなで、眠れない暗ーい新年の日々をいくつも越えて(Zzzzzzz…)、昨日、新品のエンブレムが届きました!
ワークショップの合間に、取り付けてみました。やっぱ、ピカピカはいいですねぇ。
めでたし、めでたし。

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