息子がいる風景
実は、二艇目なんです。17年前に親父の私と一緒に作ったことがあります。なんだろな、やっぱ身内には厳しくなっちゃうんでしょうね。以来、カヤックには近づかないだろうなと思っていたのですが、昨年秋ぐらいに「また、作ってみたい」といようなことを言われ、正直なところ困惑してました。同じことを繰り返してしまうんじゃないだろうかって。しかし、彼ももう所帯を持ち、自分の腕で稼いでいる大人です。もはや、“子供”というより“対等”に付き合えるぐらいに成長したと見ていいでしょう。そんなわけで、受け入れてみたのでした。

実際にシェルターで作業している姿を見てると、不思議なくらいに違和感がありません(笑)。周囲にいる「年上の方々」ともフツーにコミュニケーションをとれています。そういうところで、親の目線を出しちゃいけないと思いつつも、やっぱりホッとします(笑)。「継承」なんて大それたことは考えませんが、少しでもカヤックを作る楽しさを理解してくれたら嬉しいです。
その“長男”、今年の8月に父親になります。きっと、作りつつ、そこへ色んな思いが注がれていくことでしょう。
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