女神降臨

KIMG5957.JPGアンジ、ありがとうな。

1999年12月31日。自分は天狼☆の兄ぃと、軽トラで大井の税関から外房の千倉にあるミカン倉庫に向かって爆進していた。積み荷は「棺桶」。荷台から少しハミ出していたソレは、落ちそうに見えて自重で一定のポジションをキープしていたのだろう。時々、兄ぃが窓越しに確認するも、ビクともしない。

「大丈夫だ。あの重さじゃ簡単に落ちないだろう」
「マジっすか。んなら、もっと飛ばしますよ」

さらにアクセルを踏み込み、加速する。
やっと来た、やっと来た荷物だ。是が非でも目的地まで運び込んでやる。いつもは“テキトーモード”の愚兄&舎弟も、この日ばかりは真剣白刃取り。軽トラの狭い空間がピリピリしてた。待ってろ、千倉!


遡ること半年前。グリーンランドスタイルにスルスルとハマていく、愚兄と舎弟。
ある日のこと「グリーンランドパドルは手に入ったけど、スキンカヤックってどんなもんじゃろね?」砲台前での何気ない会話。んー、ツテと言えば、Sea Kayaker誌で繋がったQajaqUSAのグレッグ・ステイマーしかいなかったので、さっそく打診。

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「カナダにスキンカヤックのキットを扱っている知り合いがいるので紹介しよう」
…ってことで、さっそくオーダーを入れてみた。

が、しかし、送金後、数か月経っても何も届かない。当時は、今のようにインターネットで送金なんてシステムが無かったから、もしかしたらミスったか!?なんて不安が募るばかり。オーダー先に何度メールしても返事すらない。焦る、焦る。マジ、吐きそうだっての!

そんなこんなの日々を送っていたら、かつての部下、アンジからメールが届いた。「お元気ですか? 語学留学でカナダに来てます」
な、な、な、なんだとぉぉぉぉぉぉーーーっ!
さっそくキットのオーダー先の住所を伝え「ここに行って、状況を確認してくれ!」と依頼。彼女は快く引き受けてくれて、当該の店へ行き「どうなってんだ!ゴルァァァァァーーー!」と啖呵を切ってくれたそうな。やった、やった!

その甲斐あって、数週間後にはキットを収めた棺桶のような木箱が届き、年末の慌ただしい中、愚兄&舎弟の凸凹コンビが大井の税関まで出向きました、とさ。2000年、年明け早々に千倉のミカン倉庫をベースにしてスキンカヤック製作プロジェクトがスタート。楽しかったなぁ。

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とどのつまりは、アンジがいなかったら、自分も兄ぃもスキンカヤックを作る機会を逸していたかもしれない。
ですよね?…兄ぃ。
いまQJがあるのも、STORM ONがあるのも、彼女の尽力によるところが大きい…という、お話しでした。
その女神が、やっとこさシェルターに来てくれました。“始まり”が“現在”に繋がった瞬間。感慨深いなぁ。

アンジ、キミへの感謝は尽きるところがない。自分が、いまこうやってグリーンランドスタイルに傾倒できるのもキミのお陰です。どうもありがとう。感謝、感謝です。漕ぎたくなったら、またいつでもシェルターにきてくださいな。歓迎します。


こうやって、常に誰かに支えられてます。ありがとうございます。

この記事へのコメント

天狼☆
2022年11月04日 04:06
キットプロジェクト、懐かしゅう。
アンジにもあいたかったけど、所用でいけましぇんでした。ゴメン。
eiichi
2022年11月04日 08:18
きっとまた来てくれますよ。
それにしても、あれからずーーーーーーーーーーーーーっとグリーンランドスタイルですね(笑)。