4th Day~7th Day
一気にファイナルまで行きます。
材の選定やスチームボックスの未完成なんかも祟って、作業の進捗は当初の目論見より遅れてきました。もっともこれらだけが原因ではなく、スケジューリングを「自分のスピード」で立ててしまったことも問題でした。自分がスキンカヤックを作り始めた当時のスピードで計算しなかったのです。
しかし、だからといってショートカットがあるわけでもなく、ただ淡々と作業を続行するしかありません。中には手際の良い方が二名ほどいて、この二人をリードして参照例に仕立て上げ、他の方を引っ張る作戦に切り替えます。
設計図がないことも最初は足枷になったみたいです。「頭の中でイメージして、それをカタチにしていくんですよ。」とは言ったものの、自信をもてないせいか、なかなか鋸を引く手が動かなかったりしました(笑)。
見学者もたくさん来ましたよ。中学校・高校の団体さんは結構興味深げに見ていったなぁ。付け焼刃のスペイン語で自己紹介だけしましたが、さぞかし怪しい東洋人に見えたことと思います(笑)。
そんで、ダブサイド、NLPのポール、ダン、ジョアンも登場。
カヤックメイキングは一週間の工程ですが、ロールレクチャやパドルメイキングは週末にシフト。というわけで、俺に遅れること数日でアルゼンチン入りしたのです。昨年の6月にSSTISでお会いしてますから、約1年ぶりの再会です。あれやこれやと積もる話をしつつ、作業にも専念(笑)。
クライマックスはやはりリブ曲げです。スチームボックスをダンの助けを借りて二つ作り、セットアップ完了。
裏庭からリブ材をとってきて、カットする長さや曲げる箇所の割り出し方を説明します。参加者の中に大工さんがいたので、ジグを図解して作ってもらいました。速攻です(笑)。アルゼンチンのまじさんです。
しかし、一時間チョット蒸したリブ材は思うように曲がりません。良く見ると中まで水がしみこんでいないようです。事前に「一ヶ月以上浸けておくように。」と指示したのですが、ソーキングの時間が短かったのかもしれません。急遽「煮曲げ」にスイッチ。レストランの厨房に巨大な鍋(?)を持ち込んで、コンロを全部全開でガンガン煮まくります。油が出てしまうので、あまり煮曲げは好きじゃないのですが、この状況下ではそうも言ってられません。
多少ハゼることもありましたが、無事にリブ曲げは終了。「木って曲がるんですね。」目を真ん丸くしてそう言ってた若者を見て、スキンカヤックを作り始めた当初を思い出しました。目の前でまんぞうさんが木を曲げたとき、俺も同じ顔をしていたのかも知れません(笑)。
そんなこんなで最終日。割愛しちゃってスンマセン。
なんとかフレームまでは完成。実はこのイベントでは俺も一艇担当していたのでした。NLPのポールへプレゼントしようと思い、ロニーにお願いして材を揃えてもらっていたのです。日本で12号艇を作っている最中ですが、13号艇の方が進捗が早いってどうなんでしょうか?(笑)
夜通し作業を続行して出来るところまで進めるつもりでしたが、最終日ということもあってその晩はパーティーでした。牛の半身を庭で豪快に焼き、ワイン、チーズ、パスタ料理がテーブルに並びます。バンドも乱入。市長さんや「その他大勢(地元の方?)」も加わり、いつになく大所帯です。次から次へと質問を浴びせられ、ちょっと飲む暇ねーじゃんって感じ。何のメディアか知りませんが「はい、講師陣のみなさんはこちらに並んで!」と何度も写真を撮られました。アルゼンチン、ブラジル、アメリカ、日本とちょっとした国際チームです。写真撮られすぎて、魂吸い取られたかも。パーティーは夜更けまで続き「アルゼンチン」を大いに堪能しました。
翌日、朝。
昼にはここを発たなければなりません。憂鬱。帰りたくねぇ…。
午前中だけでも作業を続けようということになりましたが、心なしかみんなもチト暗め。シンミリしちゃって、もう。
作業している傍らで荷物をパッキングしていると「ここに住んじゃいなよ。」とか「来週帰れば?」とチャカしにきます。それがまた冗談に聞こえないから参ってしまって…止まらないんですよね、涙が。
どうしようもなく止められない。
止めようとすればするほどこの一週間のことがアタマに浮かんできて、それがまた滝のような涙を呼びます。まさに悪循環…。別れは辛いもんですな(TOT)。
お迎えのクルマが来てしまいました。ひとりひとりとハグし再会を約束します。最後はロニー。「来年もやるよ。ブラジルかチリだな。遠いところ悪いけど頼むよ。」 もちろんWhy not?です。断る道理がありません。
ここに至るまではとても長い道のりでしたが、始まってしまえば案の定あっという間。言葉なんか関係なく友達になれたし、情もしっかり移りました。惜しくも進水までは見届けることができませんでしたが、いつかきっと一緒にロールできる日が来るでしょう。そしてQajaqJPNが南米をQajaq仲間に引き込んだという歴史もしっかり刻めたと思います。彼らがQaannat Kattuffiatに加わるのもきっともうじきです。
Gracias amigo!
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.3310219208463.142420.1657601446&type=3&l=3cc706e4b6
とりあえず、アルゼンチンレポートはこれにて終了とさせていただきます。また何か思い出したようにスポットで書くかもしれませんが、あとは直接お会いしたときにでも飲みながらお話させていただきましょう。
さぁ次はどこじゃろ。
どっからでもかかってきなさいっ!(笑)
材の選定やスチームボックスの未完成なんかも祟って、作業の進捗は当初の目論見より遅れてきました。もっともこれらだけが原因ではなく、スケジューリングを「自分のスピード」で立ててしまったことも問題でした。自分がスキンカヤックを作り始めた当時のスピードで計算しなかったのです。
しかし、だからといってショートカットがあるわけでもなく、ただ淡々と作業を続行するしかありません。中には手際の良い方が二名ほどいて、この二人をリードして参照例に仕立て上げ、他の方を引っ張る作戦に切り替えます。
設計図がないことも最初は足枷になったみたいです。「頭の中でイメージして、それをカタチにしていくんですよ。」とは言ったものの、自信をもてないせいか、なかなか鋸を引く手が動かなかったりしました(笑)。
見学者もたくさん来ましたよ。中学校・高校の団体さんは結構興味深げに見ていったなぁ。付け焼刃のスペイン語で自己紹介だけしましたが、さぞかし怪しい東洋人に見えたことと思います(笑)。
そんで、ダブサイド、NLPのポール、ダン、ジョアンも登場。
カヤックメイキングは一週間の工程ですが、ロールレクチャやパドルメイキングは週末にシフト。というわけで、俺に遅れること数日でアルゼンチン入りしたのです。昨年の6月にSSTISでお会いしてますから、約1年ぶりの再会です。あれやこれやと積もる話をしつつ、作業にも専念(笑)。
クライマックスはやはりリブ曲げです。スチームボックスをダンの助けを借りて二つ作り、セットアップ完了。
裏庭からリブ材をとってきて、カットする長さや曲げる箇所の割り出し方を説明します。参加者の中に大工さんがいたので、ジグを図解して作ってもらいました。速攻です(笑)。アルゼンチンのまじさんです。
しかし、一時間チョット蒸したリブ材は思うように曲がりません。良く見ると中まで水がしみこんでいないようです。事前に「一ヶ月以上浸けておくように。」と指示したのですが、ソーキングの時間が短かったのかもしれません。急遽「煮曲げ」にスイッチ。レストランの厨房に巨大な鍋(?)を持ち込んで、コンロを全部全開でガンガン煮まくります。油が出てしまうので、あまり煮曲げは好きじゃないのですが、この状況下ではそうも言ってられません。
多少ハゼることもありましたが、無事にリブ曲げは終了。「木って曲がるんですね。」目を真ん丸くしてそう言ってた若者を見て、スキンカヤックを作り始めた当初を思い出しました。目の前でまんぞうさんが木を曲げたとき、俺も同じ顔をしていたのかも知れません(笑)。
そんなこんなで最終日。割愛しちゃってスンマセン。
なんとかフレームまでは完成。実はこのイベントでは俺も一艇担当していたのでした。NLPのポールへプレゼントしようと思い、ロニーにお願いして材を揃えてもらっていたのです。日本で12号艇を作っている最中ですが、13号艇の方が進捗が早いってどうなんでしょうか?(笑)
夜通し作業を続行して出来るところまで進めるつもりでしたが、最終日ということもあってその晩はパーティーでした。牛の半身を庭で豪快に焼き、ワイン、チーズ、パスタ料理がテーブルに並びます。バンドも乱入。市長さんや「その他大勢(地元の方?)」も加わり、いつになく大所帯です。次から次へと質問を浴びせられ、ちょっと飲む暇ねーじゃんって感じ。何のメディアか知りませんが「はい、講師陣のみなさんはこちらに並んで!」と何度も写真を撮られました。アルゼンチン、ブラジル、アメリカ、日本とちょっとした国際チームです。写真撮られすぎて、魂吸い取られたかも。パーティーは夜更けまで続き「アルゼンチン」を大いに堪能しました。
翌日、朝。
昼にはここを発たなければなりません。憂鬱。帰りたくねぇ…。
午前中だけでも作業を続けようということになりましたが、心なしかみんなもチト暗め。シンミリしちゃって、もう。
作業している傍らで荷物をパッキングしていると「ここに住んじゃいなよ。」とか「来週帰れば?」とチャカしにきます。それがまた冗談に聞こえないから参ってしまって…止まらないんですよね、涙が。
どうしようもなく止められない。
止めようとすればするほどこの一週間のことがアタマに浮かんできて、それがまた滝のような涙を呼びます。まさに悪循環…。別れは辛いもんですな(TOT)。
お迎えのクルマが来てしまいました。ひとりひとりとハグし再会を約束します。最後はロニー。「来年もやるよ。ブラジルかチリだな。遠いところ悪いけど頼むよ。」 もちろんWhy not?です。断る道理がありません。
ここに至るまではとても長い道のりでしたが、始まってしまえば案の定あっという間。言葉なんか関係なく友達になれたし、情もしっかり移りました。惜しくも進水までは見届けることができませんでしたが、いつかきっと一緒にロールできる日が来るでしょう。そしてQajaqJPNが南米をQajaq仲間に引き込んだという歴史もしっかり刻めたと思います。彼らがQaannat Kattuffiatに加わるのもきっともうじきです。
Gracias amigo!
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.3310219208463.142420.1657601446&type=3&l=3cc706e4b6
とりあえず、アルゼンチンレポートはこれにて終了とさせていただきます。また何か思い出したようにスポットで書くかもしれませんが、あとは直接お会いしたときにでも飲みながらお話させていただきましょう。
さぁ次はどこじゃろ。
どっからでもかかってきなさいっ!(笑)









この記事へのコメント
大仕事を見事に果たされましたね、アルゼンチンの多くのお友達も伊東さんのご努力と熱意にさぞや感謝、感激しておられたでしょうね。
レポートを読ませて頂いただけなのにおこがましいすが、それが伝わってきましたし、同時にQajaqJPNの新人ながら、伊東さんの偉業を誇らしく思います。
有難う御座いました。
しっかりと共有できればと思います。
情熱のカタマリ!
恐縮です。どうもありがとうございます。しかし、実のところ、そんなに大それたことはしてないんです。ちょっと遠くまで行って、自分が知ってることだけを伝えてきただけですから(笑)。
ただ、ダラスでは冗談抜きで「Komaさんの言ったとおりになっちまった~!」と絶叫しながら走りまくりました(笑)。大いに反省すべき点です。(ToT)
後日またゆっくり土産話などお話したいと思います。
ありがとうございます。近い将来、リバランどのにもオハチが回ってくるかも知れません。御自身を鍛えておいてください。もちろん協力は惜しみません。(^o^)/
ありがとうございます。
もうちょっとシンドくなるかなと予想していたのですが、思っていたほど敷居は高くなかったです。たぶん10年の経験値がそれなりに利いていたのでしょう。しかしまだまだ、もっともっと上を狙わなければいけませんね。お付き合いのほど宜しくお願い致します(笑)
木が曲がる、自分でも曲げられることが体験でき、理解した時、それを一番初めにまんぞうさんに見せてもらった時、これはスキンカヤックを作れると言う自信につながりました。
はじめての人にはまずはリブ曲げのデモンストレーションやコーミング製作から始めてもいいかもしれませんね。切った貼ったは日曜大工でもやってますから、「木が曲がる」瞬間を見せてあげるといいかも。
それにしてもフレームが並んでいる画像、そんな広い場所があるっていいなぁ。そんな場所を探したくなりました。
レストランに10艇のフレームが並ぶ姿を見て、千倉のみかん箱倉庫を思い出さずにはいられませんでした。まんぞうさんが木を曲げた瞬間の感動…「伝統」を次へ伝えていくことも大事ですが、ああいったチョットした感動もお裾分けしてあげたいですね。
要はそのために続けているようなものかも知れません。